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この本自体も、書店にて「直感」で購入、
読んでみると意外と気付かされるところの多かった良書です。

第1感  「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい (翻訳)第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい (翻訳)
(2006/02/23)
M・グラッドウェル

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個人的には、この邦訳版タイトルよりも、原著タイトル
『blink : The Power of Thinking Without Thinking 』
の方が、しっくり来ます。

内容は、ビジネス、夫婦間の会話、心理学実験などさまざまな実例を題材に、
人間の直感の正しさ、誤りへの陥りやすさなどがまとめられています。

著者自身は、サイエンスライターとのことで、
本書内仮説の理論武装、潜在性無意識、プライミングなどの詳細は、
心理学・脳科学専門書に譲るとしても、大変示唆に富んだ内容です。

単に「直感が大事」「直感を信じろ」ということではなく、
人間の判断が、過去の経験、見た目、先入観などに
いとも簡単に翻弄されてしまうという事実を受け止め、
そのような状況であっても、瞬時に的確な判断を下すためにはどうあるべきか?
というメッセージが込められています。
(日本語タイトルだと誤解を受けそうですね。)

その1例として、プロローグでのギリシャ彫刻の鑑定をめぐる事件で、
「弁護士や専門家を総動員し、何か月もかけてゲッティ美術館が到達した結論(本物)と、
 古代ギリシャ彫刻に関する世界的な権威たちが一目見て「直観的に」得た結論(贋作)とが
 食い違ったのである。」
その結果、
「ゲッティ美術館の鑑定チームは14か月かけて調べ上げたが、
 彼ら(世界的権威)の2秒にはかなわなかった。」
とあります。

大事なのは、「直感」と言っても、「世界的権威」だから通用するのであって、
「素人」がいくら「直感」を駆使しても、どうしようもないのです。

少なくともビジネスの場で直感を活用でき、正しい結論を瞬時に導くには、
 ・「世界的権威」レベルの知識・経験・思考力などのスキルが必要
 ・そのためには基礎を繰り返し訓練し、そのレベルまで昇華させることが必要
 ・そのレベルにあっても誤りに陥らないために、人間の知覚の限界を知っておく
と、知識・経験を持っている(と思い込んでいる)人たちにとっての
良い教訓ととらえました。

また、本書内で紹介のあった、IATテストも実際に下記HPで実施しましたが、
「無意識的な態度が意識的な価値観を裏切る」という意味では、
なかなか興味深いテストです。

IATテスト(潜在的連合テスト、Implicit Association Test)
https://implicit.harvard.edu/implicit/


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2008.05.04 Sun l 本、書評 l COM(0) TB(0) l top ▲

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